PJCS2024本戦 シニア5位

こんにちは。ポケモン好き(TNはるき)です。

この度、2024年PJCS本戦シニアにおいて、9勝1敗レート1612、最終5位を達成することができました。今回が初めてですが、構築記事を書くことに挑戦してみようと思ったため、書かせていただきます。構築意図、調整、立ち回りなどに分けて解説していきます。

 

使用した構築は、ディンルーヘイラッシャを軸とした、あくびで時間をつくりながらすなじごくで捕まえて眠らせたり、カタストロフィで削ったり、交代などで有利盤面を作っていくものになります。↓↓

〈構築意図〉

自分はもともと追い風入りやトリルを練習していたのですがあまり勝率が伸びず悩んでいました。それらのターン管理が難しいのも1つの要因でしょう。そこで、1.2ヶ月ほど前に少し流行った高耐久で安定性のあるディンルーヘイラッシャに行きつきました。当時ディンルーヘイラッシャのテンプレとなっていた、「ディンルー、ヘイラッシャ、ウガツホムラ、カイリュー、パオジアン、@1」の形をそのまま使いました。自分は、クレセガチグマ、ガチキリン、積みポケ、モロバレル、こごかぜやワイブレなどデバフへの対抗として@1の自由枠にアーマーガアを入れました。これで数戦試し、腕に馴染んだため、並びを決定しました。この構築ができて数日後、本戦の1週間ほど前にあったEUICのシニア準優勝構築の並びが全く同じでした。これには自分も驚きました、、、

〈構築の選出率〉

自分の今回の本戦のデータです。

ディンルー 3割
ヘイラッシャ 8割
ウガツホムラ 7割
パオジアン 5割
カイリュー 9割
アーマーガア 8割

なんと意外なことに、アーマーガアが異常な活躍をし、選出率8割&MVPです。対クレセガチグマ、ランド、バレル、積みにおいて安定した活躍をしてくれました。また、特性によりこごえるかぜやワイドブレイカーを打ちにくくしてくれたのも大きいです。

ちなみに、1番敵を倒したのは選出率が1番高い、本構築のメインアタッカーのカイリューです。

 

〈個別解説、調整意図〉

・ヘイラッシャ/どんかん

持ち物・テラス:たべのこし・くさ

技構成:あくび、まもる、ウェーブタックル、ヘビーボンバー

努力値:わんぱくH244、B76↑、D188

調整意図:特化ゴリランダーのフィールド込みウッドハンマーを確定耐え、技はカミ意識のヘビーボンバー(A無振りなので、HBベースのカミには耐えられる個体がいます。)正直、技構成はこれで確定な気がしてます。HPはグラスフィールド、たべのこし回復効率の観点から16n

・ディンルー/わざわいのうつわ

持ち物・テラス:オボンのみ・どく

努力値:わんぱくH228、A4、B60↑、D204、S12(だったはず、、、)

調整意図:H4悪ウーラオスをボディプレスで高乱2、グラスフィールド回復込みで特化ゴリランダーの猫+ウッドハンマー確定耐え

カイリュー/せいしんりょく

持ち物・テラス:こだわりはちまき・ノーマル

技構成:しんそくげきりんアイアンヘッド、つばめがえし(他候補:アクアジェット、じだんだ、ドラゴンクロー)

努力値:いじっぱりH252、A252↑、S4

調整意図:火力重視、ほぼ神速しか打たないので素早さはほぼ振ってませんが、無振りカイリューミラーのときのためにSに4だけ振りました。

・パオジアン/わざわいのつるぎ

持ち物・テラス:きあいのタスキ・ゴースト

技構成:つららおとし、ふいうち、せいなるつるぎ、まもる(他候補:かみくだくこおりのつぶて

努力値:ようきH4、A252、S252↑

調整意図:タスキなので耐久捨てて、火力と素早さに特化。ミラーやハバタクカミ対面意識で最速。

・ウガツホムラ/こだいかっせい

持ち物・テラス:ブーストエナジー(S↑)・フェアリー

技構成:ワイドブレイカー、ヒートスタンプ、とおぼえ、かえんのまもり(他候補:バークアウト、まもる-ねこほうし通さなくなる)

努力値:ようきH252、S252↑、書いといて申し訳ないですが余り忘れました、AかDです

調整意図:Sブーストさせるため、またミラーのために最速、サポート型なのでHに振り切り

・アーマーガア/ミラーアーマー

持ち物・テラス:ゴツゴツメット・ドラゴン

技構成:ブレイブバード、ビルドアップ、はねやすめ、ちょうはつ(構築との兼ね合いでほぼ確定)

努力値:わんぱくH252、B236↑、D20

調整意図:基本は物理受けのためHBですが、最低限の特殊耐久が欲しかったのでダメ計回していたら特化ハバカミのシャドボ確定2耐え、特化メガネイーユイの悪波確定耐えのラインが同じだったため、D20振りで決定。

 

〈立ち回り〉

➀構築のコンセプトにもなっている初手ディンルーヘイラッシャ

ヘイラッシャのあくびで相手に交代を強要させつつ、ディンルーでカタストロフィを打ち続けてじりじり削ったり、あくび+すなじごくで捕まえて確定で眠らせる(あくびの次のターンは両まもるでも)。自分はゴーストタイプ・浮いてるポケモン相手にはあくびカタスト、高耐久にはあくびすなじごくというような感じでやってます。相手を眠らせたり、交代させたタイミングに合わせてカイリューやパオジアンなどアタッカーを安全に着地させ、少しずつ削っていたHPを先制技を始めとして上から倒し切る。

➁対スタン

スタンにはゴリランダーが入っていることが多く、初手ディンラッシャで投げにくいため、自分は初手ヘイラッシャウガツホムラ、裏カイリューパオジアンで投げていました。ヘイラッシャにこおり技が飛んでこないことをいいことに、あくびやワイドブレイカーである程度場を整え、ウガツホムラでとおぼえしながらヘイラッシャをカイリューに交代。ゴリランダーやオーガポンなどの草技なら余裕で受けられます。ここでカイリューが無傷or少ないダメージに押さえ、A+1こだわりハチマキカイリュー爆誕させれば、スタン相手には2,3対、なんなら相手全員消し飛ばせるほどの脅威になります。ノーマルテラスして、しんそく打ち続けるだけでかなり消し飛ばせますが、となりのウガツホムラはとおぼえで火力を更にあげるか、ワイドブレイカーでカイリューが倒されないようにサポート、しんそくが通らないハバタクカミ・サーフゴーはA+1ならどんな個体でもヒートスタンプで、ワンパンできる火力がでるので、盤面に応じて使い分けてください。この立ち回りを意識するだけで、本戦の対スタンは4-0でした。

➂対モロバレル・積みポケモン

アーマーガア投げます。ちょうはつで胞子や積みを封じます。ディンルーとならべ、すなじごく+ちょうはつで積まないと強くないポケモンモロバレルをキャッチし、変化技打てない置き物のようなものを作れます。隙ができればビルドアップを積んだり、ディンルーのカタストロフィ+すなじごくのダメージだけで雑に削って裏に繋ぐ感じで、これもかなり安定しました。バレルポリ2の並びも、アーマーガアだけでかなりやれました。

④対クレセガチグマ

アーマーガアでビルド積めば絶対に受けられます、剣の舞警戒でガチグマに挑発うつのもありです。コータスが取り巻きにいる場合、クレセリアが盤面にいる状況から、ガチグマコータスで並ばれないようになんとか頑張れば、ウガツホムラ、ヘイラッシャ、アーマーガア、カイリューorパオジアンの先制技でなんとかなります。HP万全の状態で並ばれると、かなり厳しいです。

また、対ガチキリンに関してはディンルーヘイラッシャアーマーガアでなんとかなりました。

 

〈苦手構築〉

上記では強いことばかり書いていましたが、苦手構築があります。特に最初に書くものはそこそこいる構築ですが、本当に勝てなかったです。

➀ブリトルネウーラ

ブリジュラス、水ウーラオスが入り、トルネロスで雨やおいかぜを打ってくる構築です。この構築には選出、行動を全て読まないと勝てないと思っています。自分はとおぼえ+せいなるつるぎでブリジュラスをなんとか削り、先制技圏内に入れたり、ウーラオスの攻撃方向にアーマーガアあと投げでゴツメ触らせて削ったり、ディンルーヘイラッシャでブリジュラスに対してすなじごくあくび→両まもる→カタストなど、なんとか通ってくれって感じでやってました。勝率はかなり低いです。あとは初手でカイリューなげ、運に任せてげきりんを押すなど。正直この構築に当たったら捨て試合だと思っていますが、上記をなんとか倒せれば勝つこともありました。

➁がむしゃらエルフーン+ウーラオス(特に悪)

H個体値0エルフーンのがむしゃらでHP120にされると、耐久が高く安定感があったディンルーやヘイラッシャでも耐えきれないことが多いです。

 

〈最後に〉

ここまで読んでいただきありがとうございました。記事を書くのは今回が初めてで、まとめ方が下手で長文になってしまっていますが、自分の書きたいことは書きました。海外大会で結果も残していて、完成度は高い構築だと思います。レギュFがもう終わり、使う機会は少ないかもしれませんが、残り数日のランクマッチで試してみてはいかがでしょうか!質問などはXで受け付けてますので、なんでもお聞きください。また次回があればお読みください^_^